赤羽太陽堂の整体ブログ

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治療の併用。

雑記
2020年11月7日

こんにちは。

赤羽太陽堂整体院の木村です。

 

今回は、「治療の併用」についてです。

 

たまに、当院への問い合わせで、

今の痛みや痺れを改善していくのに、当院の整体と他の治療や療法を併用して、良くなることの為なら何でもやっていきたいという話を聞くことがあります。

患者さんの立場からすると、一刻も早く良くなるために頑張りたいという気持ちの表われなんだと思います。

その、患者さんの頑張っている気持ちは否定できるものではありません。

 

しかし、治療を組み合わせることで、弊害があることも事実です。

せっかく、良くなりたいという一心で取り組まれていても、相乗効果どころか、せっかくの治療効果を減じてプラマイゼロか、もしかすると、やればやる程にマイナスになることもあったりします。

 

その理由を、これから説明しますが、私の場合は、大丈夫な場合を除いては、基本的に治療の併用はお勧めしていません。

 

まず、整体の施術と、ブロック注射の併用は絶対にお勧めしません。

 

基本的にブロック注射は、痛みの原因を治すものではなく、痛みという症状を打ち消そうというものです。仮にブロック注射が効いて、痛みがなくなったように感じても、それは、本来痛みが出るぐらいに悪くなっている身体の状態は全く変わっていません。

身体が悪い状態が変わっていないのに、痛みだけとれると、痛みがなくなった分、身体を動かすことができます。それは、身体が悪い状態のまま、無理して身体を使っている状態と変わらないので、後になって、さらに強い痛みに悩まされる可能性が大きくなってきます。

 

そもそも、痛みに苦しんでいたとしても、緩和ケアではない限り、今まで時間をかけて悪くして痛みが出ている状態を、1回で痛みを消そうとか、これをやるとすぐに痛みが消えて治るという考え自体に無理があります。

整体とブロック注射を並行して受けて、痛みが改善したとしても、整体で痛みが改善したのか、ブロック注射で痛みが改善したのかが分からなくなってしまいます。これも、治療を並行して受けることの弊害です。

 

整体にしても、ブロック注射にしても、効果があらわれるまでは何回かは継続して受けてくださいと言われます。1回で痛みが取れるとは限らないからです。そう言われて何回かどちらも受けていると何がどう効果があったのかがさっぱり分からなくなります。

 

しかし、世の中には痛みさえ取れれば、やり方や方法は何でもいいと乱暴なことを言わるる方もいらっしゃいます。

僕はその考えは賛同できません。何をやって効果があったのかは、必ずはっきりとさせておかないといけません。

筋肉が固くなって血流が慢性的に悪くなっていたので、それを改善したから痛みがなくなったのか?

ただ単に、痛みを感じなくなっているだけなのか?

同じ痛みが改善するにしても、全く意味合いが違います。

 

他にも、当院の整体と他のカイロプラクティックや整骨院、その他療法を併用するという方もいらっしゃいました。

この場合でも、施術者の力量や、どこをどう刺激してアプローチしているのかで、いろいろと治療効果や弊害が変わってきます。併用していると、どの治療が良かったのかが分からなくなります。

 

私の考えは、どちらかのやり方に専念していただいて、果たして、この治療法が本当に効果があるのかを感じていただきたいというものです。

 

ただ、痛みが強い場合には、痛み止めの服用と並行して施術を受けていただくことはあります。

どうしてもつらい場合は、痛み止めが効くのなら最初のうちだけ使用していただいて、施術を受けていただくことで痛みが改善していくにしたがって、痛み止めを減らし、最終的には痛み止めを飲まなくても良い状態になっていただければ良いと考えています。

 

何が言いたいかと言いますと、「ひとつの治療の目的を良く考えられてから、それが患者さん自身にとって、本当に効果があるものなのかを確認していただいた方がよいですよ」ということです。

 

 

このことを考えていただかないで、

「あんたが治せるんだったらいくらでも払う」と言われたりとか、

生活習慣は直そうとする気がなくて、「絶対に治りますか?」と聞いてみたりとか、

「こっちは辛くてやっとの思いでここに来たんだから今すぐに痛みを取ってよ!」と言われたりするような感覚で来られたとしても、当院では全くお役に立つことができません。

 

身体の治療というものは、考えなしに何でもやればいいというものではありません。

 

簡単ではありますが、この考えが何かの参考になれば幸いです。

 

今回は「治療の併用」についてでした。

最後まで目を通していただきありがとうございました。

 

 

赤羽太陽堂整体院のHPは以下のリンクから。

https://www.taiyoudou-seitai.com/

 

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骨格筋へのアプローチ

雑記
2020年10月8日

こんにちは。

赤羽太陽堂整体院の木村です。

今回は、「骨格筋へのアプローチ」についてです。

 

人の身体の慢性的な不調がある場合、必ずみなければいけないのが「骨格筋」です。

骨格筋とは、主に身体を動かす原動力となる筋肉です。

その骨格筋を包んでいるのが「筋膜」です。

筋膜は、皮下組織にある「浅筋膜」と、皮下組織より深いところにある、筋肉そのものを覆う「深筋膜」、その「深筋膜」は固有単体の筋肉を包む筋膜(筋外膜、筋内膜、筋周膜)があります。

 

筋膜は、骨格筋以外の、血管や神経、内臓等も包んでいて、身体の隅々まで張り巡らされています。

私が当院でアプローチするのは、皮膚、皮下組織(浅筋膜)、深筋膜ですが、実際はもっと深くの筋外膜や筋周膜、筋内膜へと作用していきます。

 

長年の身体のクセや偏った体の使い方で、身体の深い筋膜のところまでクセがついて、かなり強く固まってしまっています。

 

できるだけ深く、身体の長年のクセのついて固まった筋肉や筋膜の固さを取り除いていくことで、筋肉そのものの状態が良くなり、筋肉の中を通っている血管や神経に良い影響を及ぼして、身体の動きが改善したり、血流が良くなることで慢性的な痛みや痺れが改善したりします。

 

身体の状態を根本的に改善していくには、できるだけ身体の深い部分の筋肉のクセや固さを取り除いていくことが、とても大事だと私は考えています。

筋肉、筋膜そのものの改善がない限り、身体の血流の改善はありません。

筋肉も含めて身体を健康的に保てる状態とは、身体の血流が常に良い状態のことをいいます。

 

当院では、根本的に筋肉を良くして行った方がいいのではないかと気付かれていて、良くしていけるように取り組んでいきたいと思われている方のお役に立ちたいと考えています。

私は、常に身体の筋肉がどうすれば、本当に良くなっていくのかを追及し続けています。

 

慢性的な痛みや痺れ、筋肉の状態に由来する身体のつらさでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

 

 

赤羽太陽堂整体院のHPは以下のリンクから入れます。

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この写真は、うちのゴールデンハムスターのきんた君です。

ハムスターは人間と違って、筋肉のコリが無さそうです。^^

 

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控え目こそ養生の秘訣。

雑記
2020年09月17日

こんにちは。

赤羽太陽堂整体院の木村です。

 

今回は、「控え目こそ養生の秘訣」についてです。

 

貝原益軒先生の養生訓の中に、養生の秘訣を記したところがあります。

 

ーー養生の秘訣とは、全ての事柄に控え目であることである。無理をするよりも、余裕を持ち行動するほうが身体にとってはいいからだ。欲を少なくし、環境から身を守り、身体を適度に動かし、惰眠を控えること。この四つが養生の大要である。--

 

この教えは、現代に生きる私たちにも当てはまります。

今も昔も変わらない真理なんだと思います。

 

この、

「欲を少なくし」

「環境から身を守り」

「身体を適度に動かし」

「惰眠を控えること」

という四つの要素は、人が肉体的にも精神的にも健康を保つうえで欠かせないものであるということは、整体院を営み患者さんと日々接していて、強くそう思うことであります。

いくら、薬で症状をおさえたり、生活習慣を改めないで何かの治療をしたとしても、根本に「欲を少なくし」「環境から身を守り」「身体を適度に動かし」「惰眠を控えること」というような養生の考えを持って、日々の生活習慣を見直していくという心持がなければ、本当の意味で健康を取り戻すということは難しいのだと思います。

 

例えば、私が日々行う整体の施術においても、根本的改善を目指すのであれば、養生的考えを日常に摂り入れていただき、生活習慣の改善の取り組みがあった上で、それにプラスして、整体の治療をセットにして受けることで良くなっていってもらう、という考えが必要だと考えています。

 

現代においては、養生訓的な考え方は、脇に置いている人が多いような感じがします。

一番大事と言っても過言ではない「養生」の考え方に沿った生活なしに本当の健康は取り戻せないですし、健康的な状態を保っていけないのだと思います。

 

人間の健康を考えたら、必ずこの養生の考えに行きつきます。養生の考え方が健康的生活の条件そのものだからです。

 

健康を見直したい方には、

「欲を少なくし」

「環境から身を守り」

「身体を適度に動かし」

「惰眠を控えること」

という養生訓の教えを意識して生活されることをお勧めします。

 

今回は、「控え目こそ養生の秘訣」についてでした。

 

 

 

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