雑記
2021年08月25日
こんにちは。
赤羽太陽堂整体院の木村です。
今回は「腸腰筋」について書いていきます。
「腸腰筋」は「腸骨筋」と「大腰筋」の総称です。
「腸骨筋」と「大腰筋」は鼠経靭帯を通って大腿前面に出ようとするところで共通の腱を作って、大腿骨の小転子に付きます。
機能的には「腸骨筋」と「大腰筋」が合わさって「腸腰筋」という1つの筋として働きます。
下の図は腸腰筋の簡単な図です。

「腸腰筋」の働きとしては、
腸腰筋は股関節を屈曲(大腿部を持ち上げ膝を挙げる動き)するときに最も強力に働く筋です。
また、股関節の伸筋である大殿筋と共に股関節を固定して、歩行時の体幹や身体のバランスをとります。
下肢が固定されている時に腸腰筋が働くと、体幹(上体)を起こす、起き上がる動きになり、また、大腰筋は脊柱下部を引き、腰がしっかりと伸びた直立位を保つ働きをします。
・「腸骨筋」の起始部は、骨盤の寛骨の腸骨部の腸骨窩で、停止部は大腿骨の小転子です。支配神経は大腿神経です。
・「大腰筋」の起始部は、第1腰椎~第5腰椎の肋骨突起、第12胸椎~第4腰椎の椎体と椎間円板です。支配神経は腰神経叢です。
※上記の腸腰筋の働きが十分にできていない状態は、
・股関節の屈曲の動きが良くない、もしくは痛みなどの症状がある。
・歩行時に身体のバランスがとりにくい、もしくは安定しない、痛みなどの症状がある。
・立っている時に状態を起こない、寝た状態から起きれない、もしくは、その動作を行う際に痛みなどの症状がある。
・立っている時に直立位を保てない、もしくは、痛みなどの症状がある。
身体の状態がこのようになったいたりします。
身体の動きが悪く、バランスが悪い状態が慢性的に続くと、ますます、身体に負担がかかって、筋肉の状態が身体のアンバランスな状態に合わせるようにして悪い癖がついて、固くなっていきます。
そして、その状態を放置すると、血流が悪くなり、身体の回復力が悪くなって、疲れの取れない身体になっていき、身体の動きが悪くなっていきます。
そうなって慢性化すると、身体に痛みなどの症状が現われてくるようになります。
こうなってくると、最初のうちは痛みが出ても、時間が経つと治まっていたものが、だんだんと、慢性痛になっていって痛みが治まらないようになっていきます。
整体院には、生活に支障の出るまで身体の悪い状態(筋肉の固くなった状態)を放置して、痛みが治まらない状態になって初めて来院される人が殆どです。
できれば、できるだけ早く対処した方が改善も早かったりします。
だからと言って、本当に筋肉的に身体の状態が悪くなって生活に支障のでるぐらいになって人は治らないと諦めるものでもありません。
上記に思い当たることがあり、身体の状態を良くしていきたいと強く思っている方は、お気軽に当院へご相談ください。お役に立てることがあるかもしれません。
今回は「腸腰筋」について書いていきました。最後までお読みいただきありがとうございました。
赤羽太陽堂整体院のHPは以下のリンクから。
https://www.taiyoudou-seitai.com/
以下の写真は当院の入り口の様子です。

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雑記
2021年08月13日
こんにちは。
赤羽太陽堂整体院の木村です。
今回は「腰方形筋」についてです。
腰方形筋は、腰部の筋肉で、骨盤の上から一番下の肋骨に付いています。
骨盤の起始部が腸骨稜で、その上の停止部が第12肋骨になります。
支配神経は「腰神経叢」です。
この腰神経叢は、脊柱の脊髄神経から分岐して、骨盤・臀部・性器、そして、下肢の大腿部・膝・ふくらはぎに繋がる神経の総称です。
腰神経叢は、脊髄神経から分岐して、背中・腹部・鼠径部と、下肢の大腿部・ふくらはぎ・足に繋がる仙骨神経叢と相互に連結している為、これらを合わせて「腰仙骨神経叢」と呼ばれたりしています。
腰方形筋の作用としては、腰方形筋の片方が収縮すれば、腰椎の側屈、両方が収縮すれば腰椎の後屈の動きに関わります。
なので、腰椎の側屈(立った状態で真横に状態を倒す動き)をしたり、腰椎の後屈(状態を後ろに反らす動き)をした時に、違和感があったり、痛みがあったり、あまり動かせない時は、この腰方形筋に何かしらの問題があることが多いです。
また、大腿部や膝、ふくらはぎに痛みが出ている場合も、腰方形筋に問題があることがあります。
1ヵ所の筋肉だけが痛みや不調の原因ではなかったりしますが、側屈や後屈の動きで、上記にあるような症状がある場合は、「腰方形筋」の筋肉の状態を改善することが重要な治療ポイントになることがあります。
今回は「腰方形筋」について簡単に触れさせていただきました。
最後まで、目を通していただきありがとうございます。
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雑記
2021年06月2日
こんにちは。
赤羽太陽堂整体院の木村です。
今回は、「血液の働き」についてです。
血液は弱アルカリ性の液体(pH⒎4)で、人の身体全体の血液の量は、体重の約1/13(約8%)です。
血液は、液体成分の血漿(55~60%)と細胞成分(40~45%)で構成されます。
血液中の細胞成分には、赤血球、白血球、血小板があります。
血液の主な働きは、
①物質の運搬→肺から酸素を、消化管から栄養素を、内分泌腺からホルモンを全身の細胞組織に運びます。身体の細胞の活動で生じた二酸化炭素や不要な老廃物を運び出して、肺や腎臓に送って、そこから体外へ排出されます。
②身体の内部環境の恒常性の維持→体液のpHや浸透圧を調整。体熱を運搬して体温の調節・均一化に役立っています。
③身体の防御→生体内に侵入した細菌や異物を免疫反応によって取り除きます。
④止血作用→血管壁が損傷して出血した場合、損傷部位で自ら凝固して血液の流失を防ぎます。
血液の働きは大まかに以上のようなものがあります。
あらためて、文章にすると、かなり重要な働きであることが分かります。
整体でも、血液の循環を良くしていくことは何よりも重要視しています。血液の正常な循環は身体の健康を保つ上で非常に重要だからです。
血液の流れは普段目には見えませんが、身体の不調が現れている時は、必ずと言っていいほど血液の流れが悪くなっていると言えます。
血液の流れが正常であることが、血液の働きを十分なものにしてくれます。
人の身体の健康は、いかに血液の流れが良い身体の状態を保っていけるかということが大事になってきます。
今回は「血液の働き」ということで書いていきました。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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