雑記
2020年09月16日
こんにちは。
赤羽太陽堂整体院の木村です。
今回は、「養生訓」についてです。
養生訓は、江戸時代の儒学者である、貝原益軒が記した書籍です。
この養生訓には、生きていることへの感謝の念を忘れることなく、健康で長生きするための提案が記されています。
江戸時代の書物だから、江戸時代に合っていただけで、現代には当てはまらないかというと、そんなこともありません。
現代においても、この養生訓は人間の身体の健康を保つ方法、その為の日常生活を送る心構えの真理の書であり続けていると思います。
「医は仁術なり」という言葉がありますが、貝原益軒の養生訓には、その精神が息づいています。
養生訓の考え方は、「大方の病は、人それぞれの生活習慣からくるものです」ということです。
ーー大方の病は、人それぞれの生活習慣からくるものだ。ゆえに、正しい養生の道が大事である。養生の道とは、日々穏やかに、慎み深く、いきいきと楽しく生活することである。避けられる病気を避け、我が寿命を大切にして、長く楽しめる唯一の方法である。ーー
この養生訓の第一訓に、
ーー自分の身体は自分だけのものだと思い、勝手気ままに自堕落な生活をしてはいけない。自分の身体は父と母がこの世に残してくれたものであり、また子へと残すものである。であるから、勝手気ままに自堕落な生活をして、自分の身体を損なったり、若死にさせてはいけない。--
とあります。
私は、「自分の身体は自分だけのものではない」という考え方に非常に共感できます。自分という人間が病気になったり、死んだりすりと、どれだけに人が悲しんだり、迷惑をかけることになるのかと考えると、自分の身体は大事にしないといけないと思います。
自分の身体だからと言って、好き勝手に損なったり、命を落とすようなことはしてはいけないことだと思います。そうならないように、しっかりとした心構えで、自分の身を養生しながら生活をして、健康な身体と精神でもって、人が喜び、助かるような仕事や行いを積み重ねていく、このことが人生において非常に大切なことだと思います。
人の身体の不調は、生活習慣の乱れからくるものです。生活習慣の乱れの積み重ねがあって、現在の身体の不調という結果が出てきます。
何も原因がなかったら結果は出ません。
必ず何か原因があるから、良くも悪くも今の結果として現れてきます。これは真理で隠しようがありません。
大事なのは、今身体の不調があって思わしくない場合は、この状況に至ったのは、生活習慣として考えて何が良くなかったのか、何が原因だったのかということを考えてみることです。
この根本的、生活習慣の原因を考えず、見ることもなくということでは、本当の問題解決にはつながっていきません。良くない生活習慣を変えることなく、本当の意味での根本的解決はできないと言っても過言ではありません。
生活習慣を改めるこのなく、身体の症状がその時に良くなったと感じても、それは、症状だけを抑えている状態で、悪いところは良くなってもいなくて、時間が経つと元の症状をぶり返していたり、時間の経過と共に、身体の状態が悪化していることもあります。
現代は、手っ取り早く何かが変わればいいというような、インスタント志向が多く見受けられます。インスタント的な取り組みは、所詮はインスタント的なものです。そこには何の真実もありません。
江戸時代に記されたものだからこそ、人間の本質に立ち返って、人間が取り組むべき養生の知恵を身に付けて実践することが大事だと、私は強く思います。
慢性的な痛みや症状は、今までの生活習慣の積み重ねからくるものです。身体の使い方のクセ、立ち方、座り方のクセ、食事、睡眠のクセ、考え方のクセなどなど、年月をかけてクセになって身体に染みついていたりします。
これらを、把握して、しっかり改善していくことも、身体の痛みや不調を改善していくのに大いに役に立ちます。
今回は「養生訓」についてでした。
赤羽太陽堂整体院のHPは以下のリンクから。
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雑記
2020年09月3日
こんにちは。
赤羽太陽堂整体院の木村です。
今回は、「人間はなぜ病気や身体の不調が現れるのか」についてです。
東洋医学的には、病気や身体の不調には意味があります。
病気や身体の不調は、その人の今までの生活の仕方や考え方の結果であり、そういう生き方に対する身体からの警告でもあります。
これまでと同じ生活の仕方や考え方ではいけませんよという気付きを促されている状態とも言えます。
「そのままでは身体がダメになりますよ。あなたの人生が辛いものになってきますよ」というような、実際に言葉が発せられるわけではありませんが、そのような身体からの懸命な訴えでもあると思います。
病気や身体の不調になってしまったとして、そういう身体の状態からのメッセージを聞き取って善処して、身体の状態を好転させなければ病気や身体の不調になった意味もないとも言えます。
今までの問題点に気が付いたら、謙虚に反省して、生活習慣や考え方を直すべきところは直して、自発的に「良くなっていく」という気持ちを持ち、自分自身が取り組んでいくべき自助努力も大事にして、新しい自分に生まれ変わっていくことが大事です。
こういった、意義のある活動のお手伝いをするのが、私の仕事であると思っています。
人生をよりよく生きていく為の、パートナーとして、心の底から自発的に良い意味で変わりたい、そのための取り組みを積極的に継続していきたいという想いをお持ちの方の、目的の達成に為にお役に立ちたいと考えています。
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雑記
2020年04月21日
こんにちは。
赤羽太陽堂整体院の木村です。
今回は、「身体を動かすということ」についてです。
食物を身体に摂り入れることによって作られた「血」を、手先、足先、脳の隅々まで送るためには、身体を動かすことが大事です。
たとえ、どんなに良い食べ物を食べていても、「血」の流れが良くないと、食べ物を身体に摂り入れて体内に吸収された栄養が身体の隅々まで行き渡りません。
人間の身体には、身体の隅々まで血管が張り巡らされていて、血管には、体重の3分の1と言われる血液が休むことなく流れ続けています。
ヒト1人の血管を1本に繋げてみると、血管の総延長は、約9万6000キロメートル、実に地球の2周半に相当すると言われています。
その、途方もないぐらい長い血管では、赤血球が酸素を運び、白血球が病原体を駆逐して、熱や栄養分、老廃物など、生命維持に必要なものが運ばれています。
なので、「血」の流れを良くすれば、身体も健康で活発になります。
その、「血」の流れを良くするために、動くということは必要不可欠な要素になります。
人間は、植物ではなくて、「動物」なので、動くということが生活の基本にないといけません。
人間の身体に備わっている様々な機能は、身体を動かすことで活きてくるようにできています。
本来動かすようにできている身体を動かさないでいると、身体の色んなところに歪がでてきます。
脳血管障害や心臓疾患は、普段からいかに身体を動かしているかということが、発病に直接かかわってくる病気です。
癌やその他の疾患も、日ごろの運動量が間接的に関わってきたりします。
食生活ばかり気を付けても、血流が良くなければ、病気のリスクは減りません。
だからといって、食事が大事ではないということではありません。身体を作る材料は日ごろの食事から摂取していくものです。食事が元になります。
その食事で身体に摂り入れた栄養を活かして身体を健康に保つためにも、常に、血流が良い状態に保つ必要があります。
血流を常に良い状態で保つためには、身体を毎日動かしてやることが大事です。
身体を動かして筋肉を動かすことで、血の巡りに勢いを付けてあげて、手先、足先、脳などに行き渡った血を、十分に心臓に戻してあげることが必要です。
そうすることで、心臓の負担が減り、身体全体の血液の流れがスムーズになります。
身体全体の血液の流れがスムーズな状態が保たれるようにすることこそ、健康を保つうえで、非常に大事になってきます。
「身体を動かすということ」は、このような観点から、とても大事だということです。
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