血液還流の仕組みについての考察

こんにちは。

赤羽太陽堂整体院の木村です。

 

今回は「血液還流の仕組みについての考察」というテーマです。

 

血液の環流とは、人間は立って歩く動物であるため、心臓から出た血液が動脈を通って身体のすみずみまで行き渡った後に、静脈を通って心臓に戻っていくこと、と言われています。

 

特に、足まで行った血液は、重力に逆らって下から上に心臓に向かって流れていきます。この血液の流れが「静脈環流」と言われています。

 

身体には、静脈環流がスムーズに行われるために、いくつかの重要な働きがありますが、ふくらはぎの筋肉の収縮によるポンプ作用も重要な働きのひとつになります。

 

心臓から送り出された血液は、大動脈を通って末梢の毛細血管まで行き、その後は、静脈を通って心臓に戻り(環流)ます。

 

血管の長さは、主要な血管だけでも数百キロ、毛細血管まで含めると約10万キロと言われています。血管はこれぐらいの長さになりますので、心臓のポンプだけで血液の全てを環流させることは物理的に不可能だったりします。

 

血液の環流は、体中にある骨格筋(筋肉)の筋収縮によるポンプ作用によって、血液は心臓に戻ります。

 

ある研究では、ゆっくり歩く時の下肢の1回の筋収縮によって、上(心臓)に向かって送り出される静脈血の総量が、約80㏄であることが分かっています。人間がゆっくりと歩く時の下肢の筋収縮は、1分間に70~80回ですので、約80㏄の血液を1分間に70~80回心臓に向かって送り上げていることになります。

このことから、心拍数と歩行による血液の環流量が一致していると言われていたりします。この歩行による血液循環の環流のシステムがないと、血液は正常に循環しないようになっています。

 

補足として、歩行速度がある速度を超えると、2歩で1サイクル、2歩で1拍の拍出量になります。これは、1歩で押し出した量の半量近くが、流体慣性によって下肢に逆流するので、2歩で1拍出量の血液を環流量として、心臓に戻すことになります。このような場合、血液の必須環流量が不足するために歩行を止めても心拍出はしばらく増えたままになります。(参考文献 吉田 勧持著 「歩行」と「脳」より)

 

以上のような考えから、人の身体の血流を正常に保っていく為には、筋肉を働かせて、筋肉のポンプ作用による血液の環流を促進させてあげることが大事になってきます。

 

身体の健康を保っていく為に、毎日歩くことと、日ごろから全身の筋肉を働かせる運動をする習慣があることが必要不可欠だと言えます。

 

当整体院では、身体の筋肉に着目して、身体の正常な血液の循環、血液の正常な環流の機能を改善していき、それによって身体の不調を改善していくお手伝い(整体的治療)を行っています。

 

 

今回は、「血液還流の仕組みについての考察」というテーマで書いていきました。参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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