薬と痛みについて。

こんにちは。

赤羽太陽堂整体院の木村です。

 

今回は、「薬と痛みについて」ということについて書いていきます。

 

人は身体の調子が悪くなると病院に行くと思います。たまに病院嫌いの人は行かなかったりもしますが。多くの人は、何か身体の不調や、痛み等の症状があると不安で病院に行って診察をしてもらうと思います。

 

何かしらの不調について、あなたはこういう状態ですという診断してもらって、そして、症状に合わせて薬を処方してもらって、処方してもらった即効性のある薬を飲んで、症状がすぐに落ち着くと、「この薬が効いた」とか「この薬を飲んだから具合が悪いのが治った」とか、逆にすぐに薬が効かないと、「この薬は駄目だ」とか「この薬を出した先生は良くない」とか、割と自分にとって都合の良い解釈をされる方は、世の中に多いと思います。

 

薬の本質は、「病気を治すものではなく、症状を緩和させるもの」です。ただ、多くの人は薬を飲んで、すぐに効いた時に「治った」と思っている人がほとんどだと思います。身体を治すのは身体に備わっている「自然治癒力」です。薬は「自然治癒力が働いて身体が治るまでの苦痛を対症的に和らげるもの」です。なので、薬の有用性は100%否定するつもりはありません。有効活用される分には良いと思います。

 

しかし、最初は効いていて身体の苦痛を緩和してくれていた薬も徐々に効かなくなることもあったりします。こうなると、「この薬では治らなくなった」という人もいます。そもそも薬は症状の原因を治すものではありません。この場合は「治らなくなった」ではなく最初から「治っていなかった」ということです。治っていたと思っているのは「薬が症状を緩和させていたから」です。

 

人の身体が治っていく条件として一番大切なものが生活習慣になります。例えば、食事、運動、睡眠、精神状態、生活環境や職場環境等のストレス度合い、既往歴などなど、それらの要素は多岐にわたり個々人によってだいぶ違ってくるので、当然のことながら「自然治癒力の発揮の仕方」も現在も過去も含めた生活習慣によってかなりの個人差が出てきます。

 

最近は、自分の過去と現在の生活習慣を無視して、やたらと治療効果ばかりを期待される方も多くなってきているのではないかと思います。すぐに辛い症状が無くなれば「良い治療」、すぐに辛い症状が良くならなければ「悪い治療」というように認識されている方が多いような気がします。もちろんそう思っていない方も一定数いっらしゃると思います。

 

例えば、腰などに痛みが出てきて整形外科を受診して、「脊柱管狭窄症」や「椎間板ヘルニア」という診断を受けて、最初は痛み止めを飲みながら様子を見ましょうと言われて、リハビリという形で通院したりして、時間が経過しても良くならなかったり、症状が酷くなっている場合には「手術をしましょう」と言われることもあります。

 

ここで出される痛み止めも、当面の患者さんの苦痛を緩和するためのものであり、「痛みを出している根本原因を治している」わけではありません。当面の酷い痛みの苦痛を緩和して、患者さんの痛みによる精神的苦痛を和らげて、患者さんの自然回復を待つというものだったりします。身体の状態がそこまで悪くない人は、痛み止めを飲んで様子を見ているうちに症状が改善して良くなっていく人もいらっしゃいます。

 

様子を見て良くならない方は、そこで「手術をするか」、もしくは「手術をしなくても良い方法があるのか」、大きく分けてこのどちらにするかという選択をされることになると思います。

 

「手術する」という選択にも「手術後にすぐに痛みがなくなって欲しい」という患者さんの願望が必ずあると思います。それはそれで、その手術で患者さんが必ず治るものならお勧めしたいぐらいです。

 

しかし、現実には多くの割合で「手術しても治らなかった」という方が出てきています。世の中に沢山の整形外科があっても患者さんがあふれかえっているということは、通院するのに保険が効いて金銭的な負担が少ないという手軽さもありますが、根本的には治っていない患者さんが多くいるからだと思います。

 

1年以上も整形外科に通っているのに、痛みの出ている身体の状態はすっかり慢性化して、痛み止めも対して効かなくなっているのに、それでも、少しでも痛みの緩和の為にと、痛み止めを飲み続けられたり、湿布を貼り続けたりされている方も多いです。その様な矛盾は、よく耳にするところです。

 

痛みを止める薬は、痛みが発症した時に、身体が回復するまでの当面の痛みによる苦痛を緩和させるという目的で使用するのは良いとは思いますが、治る見込みのない患者さんに対して常用させるものではないと思っています。しかし、現実的に、患者さんの選択肢としては痛み止めや、ブロック注射などで痛みを止める方法しか思いつかないという状況だったりもします。

 

そこで、初めて「整体というのはどうかな」と、保険が使える整形外科以外の治療を模索される方が出てきます。

 

そして、整形外科では絶対に対応されない、診察されないで見落とされている領域が必ずあります。現状の病院というシステムでは対応しきれない、保険治療では対応不十分となる領域があります。特に当整体院では、そこの部分に焦点を当てて対応に当たっています。大まかにお伝えすると「筋肉」が重要なキーワードになります。それは、表面的にほぐせばいいという単純なものではありません。

 

ストレッチポールを使ってここを刺激すればいいというようなお手軽なものでもありません。身体の状態が慢性的に悪くなっていて、ある程度時間が経過しても痛みが治まらないという状態は、かなり「筋肉」的にも良くない状態であったりします。世の中には、いろいろな治療方法がありますが、年齢を重ねても健康な状態でいる為に改善しなければならない重要な要素として、「筋肉」があると私個人的には考えています。

 

今回は、「薬と痛みについて」というテーマで書いていきました。最後までお読みいただきありがとうございました。お元気にお過ごしください。

 

 

 

 

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