腰椎椎間板ヘルニア考察2

こんにちは。

赤羽太陽堂整体院の木村です。

今回は「腰椎椎間板ヘルニア考察2」ということで書いていきます。

腰を痛めたり、脚にしびれが出てきたら、だいたいの人が最初は整形外科に行くと思います。

それはそれでいいと思います。痛みやしびれの原因が何なのかを確認しようとすることは悪いことではありません。

もしかしたら、骨折していたり骨にひびが入っていたり、何らかの病気のサインかもしれません。なので、少なくとも、骨折などの怪我がないのか?何らかの病気はないのか?という観点で、まずは病院を受診して検査してもらうのは良いことだと思います。

問題なのは、病気や怪我もないけど痛みやしびれがあるという場合です。

痛みやしびれがあって、整形外科に行ってレントゲンなどを撮ると、「腰椎椎間板ヘルニア」とか「脊柱管狭窄症」とか「坐骨神経痛」とか「骨と骨がぶつかっていてそれが神経を圧迫しているから」みたいなことを言われたりします。

もしくは、痛みやしびれがあっても、「骨は大丈夫なんだけど・・・どこも悪くはないよ」と言われることもあります。

他には、「ヘルニアっぽい」「骨と骨の間で神経が圧迫されているのかな」などと曖昧なことを言われることもあります。

そもそも、ヘルニアがあるとなぜ痛みが出るのか?ということになりますが、ヘルニアが出ると、発痛物質が生成されやすくなってそれが痛みの原因になるという説が2010年ぐらいに発表されてその考え方が主流になっていたりもします。しかし、それでも、この考えはひとつの説に過ぎません。

または、ヘルニアの部分が時間の経過と共に、体の中に自然に吸収されてなくなって、時間の経過と共に痛みがなくなっていくこともあると言われることもありますが、これもひとつの説に過ぎません。

しかし、「腰椎椎間板ヘルニア」と診断された人が、ずっと痛みが続いているのかといえば、そういう人もいるし、そうでない人もいたりします。

屁理屈的な考えになりますが、痛い時だけヘルニアが出ていて、痛くない時はヘルニアが引っ込んでいるのかという話にもなってきます。

実際のところ、「腰椎椎間板ヘルニア」などの整形外科的疾患は、良く分かっていないことが多いのです。

ただ、多くの患者さんは、整形外科に行って「腰椎椎間板ヘルニアですね。これが、痛みやしびれの原因になっていると思います」「骨と骨の間が狭くなっているでしょう。これで神経が圧迫されて痛みやしびれが出ていると思います」と言われると、「ああ、私は腰の腰椎が悪いのだな」という考えが刷り込まれていきます。

そして、自分の脚や腰の痛みやしびれの原因が腰にあると信じ込んでしまう事になってしまいます。これが、非常に厄介なものになっていきます。他のところにも痛みやしびれの原因があるかもしれないという発想を無くしてしまうのです。

これは、整形外科に行って言われた場合に限りません。医療関係者でない人に「ヘルニアなんじゃないの?」と言われた場合も、患者さんに対して同じような暗示にかけてしまう問題が出てきます。

病院の先生ではない、整骨院スタッフやトレーナーから、「ああ、これはヘルニアですよ」と得意げに言われる場合もあります。しかし、それが全くの的外れだったりすることがありますので厄介です。

問題なのは、「腰椎椎間板ヘルニア」と何でもひとくくりにして、腰の骨のところだけに問題があると決めつけて、痛み止めで様子をみて、リハビリをして、良くならなかったら、手術の必要のない人まで手術をしましょうとか、

病院の先生でもない、整骨院スタッフやトレーナーが勝手に診断的に患者さんに「これはヘルニアです」と言って、「腰椎椎間板ヘルニアなら、そこが問題なので腰の調整していきます」とか言って間違った施術をしてしまうことです。それで、良くもならなかったら「この痛みは一生良くならないです。今後は、うまくこの痛みと付き合っていきましょう」などと言って、患者さんを絶望の淵に叩き落すような医者や施術者がいるということです。

「腰椎椎間板ヘルニア」などの整形外科的疾患には、場合によっては緊急な手術が必要な場合も稀にあります。その状態の見極めをきちんとした上で、病院で対処すべきものは病院で対処してもらう。

病院で診てもらった上で、すぐに手術が必要な重篤な状態ではない場合や、原因が分からなかったり、病院で診断を受けていろんな治療を受けたり手術したけど痛みやしびれが改善しない場合には、病院で言われた原因以外の可能性を探っていって、違ったところに問題があるのなら、そういったところを対処する必要もあったりもします。

そして、腰が悪いと言われてきた患者さんには、腰以外のところにも問題があるのなら、いったん今まで言われてきたことは脇に置いてもらうようにして、きちんと今の痛みやしびれの原因は腰の他の部分にもあることを伝えていく必要があります。

しかし、私がやっている施術でも、筋肉や骨格の問題を主にアプローチしていくものなので、この治療も言ってみれば、ひとつの説を基にしているものになります。

ただ、今までの治療方法で全く改善してこられなかったのなら、「こういった方法もありますが、いかがでしょうか?」とお伝えすることも大事だと思っています。

どのような治療を選択するかは、患者さん自身の判断です。

こちら側としては、患者さんが改善していく可能性があるのなら、整形外科や整骨院で行われているような治療以外にも、全く別の方法がありますよとお知らせしていくことも、私の使命だと考えています。

今回は特に何が言いたかったのかといえば、今まで良くならなかった治療法の考え方はいったん忘れてしまった方がいいということです。

運動にしても、トレーニング方法にしても、自分に合わなかった方法や考え方にしがみついていても何もいいことはありません。新しい可能性を発見するチャンスを見失ってしまうことの方が多くなってしまいます。

「腰椎椎間板ヘルニア」と診断されたことのある患者さんで、整形外科の治療や整骨院の保険治療で良くならなかった場合には、今まで言われてきたことは考えない方が良いということです。

客観的にいろんな視点を持つことも、自分の身体を改善していくのにはとても大事なことになります。

「腰椎椎間板ヘルニア」と診断された後に、どういう対処をしていくかということを、冷静になって客観的なって考えながら取り組んでいくということが大事だということです。

今回は「腰椎椎間板ヘルニア考察2」ということで書いていきました。

私の「腰椎椎間板ヘルニア考察」はまだありますので、次の機会に書いていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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