筋肉と肝臓の関りなど。

こんにちは。

赤羽太陽堂整体院の木村です。

今回は「筋肉と肝臓の関わりなど」というテーマで書いていきます。

 

まず、「筋肉は第2の肝臓」と言われたりします。何故かというと、食べ物から吸収されて糖質は、肝臓の代謝によってグリコーゲンとして肝臓に貯蔵されます。それと同じように、筋肉にもグリコーゲンが貯蔵されます。

私たちはエネルギーが必要な時、肝臓や筋肉に貯蔵されているグリコーゲンを分解してブドウ糖を作り出して、それをエネルギーとして利用しています。

もし、肝臓に問題があると、エネルギー供給として筋肉がその分の働きをしなければなりません。そういったことで、肝臓が病気になると、こむら返りが起こりやすくなったり筋肉が萎縮してきます。

筋肉の問題だったり皮膚の問題で原因がはっきりしない症状程、肝臓に問題があることが多いです。肝臓やその関連部位が関わっています。

中医学で言うと、肝は筋にを司って対応していると考えられたりしています。筋ということを考えれば、それは筋肉を覆っている筋膜や、腱、靭帯ということができます。

現代では、原因がはっきりとしない慢性的な痛みや症状が増えています。そして、その多くのケースで筋や筋膜の関りが見られます。他にも心理的な問題があったりもします。

怒りや不安、恐怖などのネガティブな感情は肝臓の疲労に影響してきます。中医学では肝臓に相当する感情は怒りと言われています。肝臓が疲労したりしていると怒りやすくなったりイライラしやすくなります。このようなことが続くと肝臓にダメージが蓄積されてきます。

そして、呼吸が浅くなると、呼吸運動で主に働く横隔膜の影響を受ける肝臓の働きが低下してきます。肝臓の状態が悪くなると、血液の状態も悪くなってきます。それは筋肉にとっても良くないことになります。呼吸運動は自律神経と大きく関わっていますので、肝臓の状態は筋肉にも自律神経にも呼吸にも影響していると言っても過言ではありません。

近年、分かってきたことですが、感情の変化によって交感神経が優位になると、血管が収縮します。すると、血流が低下して老廃物や発痛物質が蓄積されます。それで、筋肉が酸欠を起こし痛みを生じたりするわけです。

痛みが続けば、痛みがストレスになり、それが自律神経を失調させ、さらに筋肉の緊張を引き起こして、さらなる痛みを引き起こすといった悪循環に陥ることもあります。ここまで筋肉が緊張してその状態をほったらかしにしておくと、致命的な問題がなくても、痛みや症状、身体や心のバランスが回復しにくい、非常に厄介な状態になります。いったん悪循環に陥ってしまうとその状態から回復するのは簡単ではありません。

こうなってしまったら、筋肉。筋膜の治療が必要になってきます。いったん筋肉の状態が悪くなって拘縮して固くなってしまったものは、自然に元の状態に戻ることはありません。何もしないで筋肉を使わないであげると元に戻るかというと元には戻りません。その状態を改善していく為には、適切な筋肉・筋膜に対する治療、アプローチが必要になってきます。悪くなればなる程に、自力で回復させていくのが困難になってきます。

健康の3大要素である、「食事」「運動」「睡眠」の改善は言うまでもないですが、プラスして「感情のコントロール」「環境のコントロール」「正しいストレッチ」「筋肉に対する正しい治療」が大事になってきます。

筋肉の状態が回復してくると、その分血流が良くなってきて、筋肉に関わる肝臓などに好影響を与えることに繋がってきます。そういったことが進んでいくと、それが慢性的な痛みや不調を引き起こす悪循環を断ち切ることになり、身体の痛みや不調が改善されていくことに繋がっていきます。

 

今回は「筋肉と肝臓の関わりなど」ということで書いていきました。最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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