慢性痛について1。

こんにちは。

赤羽太陽堂整体院の木村です。

今回は、「慢性痛について」です。

まず、慢性痛の治療目的は、「ADL(activity of living 日常生活動作の向上)、QOL(quality of life 生活の質の向上)」にあります。痛みを取ることだけが治療目的ではありません。

慢性痛の改善の場合は、ADLとQOLの向上にあるということを、施術者ー患者様の間で、共通の治療目標、認識の共有化が必要不可欠になってきます。

施術者は患者様の状態や具体的な悩みを知り把握して、患者様も施術者とのコミュニケーションで、これからどんな治療がどういう計画に基づいて行われていくのか?そして、自分でできることは何か?ということを確認しておく必要があります。

しかし、実際の慢性痛患者様は、痛みに対する対処能力が低下しているので、「とにかく痛い」「痛いから何もできない」「この痛みを何とかして欲しい」「この痛みさえなければ何でもできるのに」などと訴え続けられることが多いです。辛いので仕方のない部分はありますが。

しかし、慢性痛を改善する場合、患者様の痛みや痛みを感じる行動に引きずられて、痛みのコントロールだけに目を奪われると、真の治療目標である、「ADL,QOLの向上」を見失ってしまいます。

治りにくい慢性痛患者様は、外部環境に依存的になりやすいです。「施術者=治す人」「患者=治してもらう人」という関係や、患者様の受け身の姿勢が、痛みや痛みを感じる行動の強化に繋がり痛みに対処する積極的な姿勢がなくなる危険性があることを注意しながら治療を進めていくことが大事になってきます。

治療においては、痛みや痛みを感じる行動が強化されないように、治していくのは患者様自身であること、施術者はそれをサポートする立場であることを繰り返し説明して納得していただくことが大事になってきます。

治療を進めていく上で、依存に陥らないように注意することと、患者様と治療目標をしっかりと設定して、共有して、ADLとQOLの向上を目指していきます。

治療を進めていく過程で、痛みの程度ばかりにフォーカスするのではなく、その都度、ADLとQOLの向上を図れているかという変化を確認しながら、治療の目的や目標を説明していきます。

場合によっては、トライアンドエラーもありますが、きちんと意図していることを患者様に説明して、患者様の同意のうえで治療を進めていきます。

しっかりと、治療を進めていってどのように患者様の、ADL、QOLが変化していったかを確認した上で、しっかりと患者様の状態がどのように改善したかの評価を行って、患者様も納得した上で治療を進めていくことが大事になってきます。

 

今回は、「慢性痛について1」で書いていきました。

読んでいただきありがとうございます。

 

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