ネガティブな言葉に惑わされない

おはようございます。

赤羽太陽堂整体院の木村です。

今回は、「ネガティブな言葉に惑わされない」について書いていきます。

あるニュージーランドの腰痛研究グループが発表した論文に、

「治療者の言葉が大きく継続的に影響を与える」というものがあります。

この論文では、12名の急性腰痛患者と11名の慢性腰痛患者に対して、腰痛に関して様々なインタビューを行い、腰痛のイメージ、そしてその思考、考え方が、どのように誰にもたらされたのかを聞いています。

患者は腰痛についての常識を、テレビなどのメディア、友人や家族、過去の経験、さらには医療者の意見を聞き、そのイメージを完成させていました。

その中で、最も影響が大きかったのが治療者の言葉だった。例えば、医療者が「腰を守って安静にしてください」と指示した場合、患者は腰痛について「危険なもので動かしてはいけない」と認識します。

そのアドバイスどおりに腰部を必要以上に守ってしまい、その考えが永続的に患者の頭に残り、良くない結果を生んでしまう。腰痛治療のガイドラインには、「過度な安静はNG」とはっきり書いてあります。

また、必要以上に不安をあおって説明するのも危険だと、この論文では指摘されています。

「この腰はもうかなり変形していますね。手術した方がいいですよ」と言われた患者は、その医療者の言葉に影響を受け、腰痛に対して必要以上に恐怖を持ってしまいます。

腰痛と画像所見は、あまり関係ないことがすでに科学的に証明されているし、ガイドラインにも明記されています。

一方、医療者が「腰痛はきちんと対処すれば良くなるので、なるべく日常と同じように過ごしてください」とポジティブなアドバイスをした場合、当然、患者はそのアドバイスに影響を受けて、腰痛に対して必要以上の恐怖を持つことはなくなります。

この論文から分かることは、腰痛を慢性化してしまっているのは、「医療者の必要以上のネガティブな言葉」の可能性があるということです。

医療者の責任は重く、正しい情報やアドバイスを与える責任があるということです。

患者は医療者の言葉を最も信用し、その言葉が永続的に影響してきます。

医療は日々進歩している。医療者が勉強を怠り、間違った方向に導いてしまうと、それこそが腰痛を慢性化してしまう大きな原因になってしまいます。

このことは、医療者は肝に銘じて、必要以上の言葉は「百害あって一利なし」ということも認識しないといけません。

腰痛はきちんと対処すれば必ず良くなります。

施術の方法だけで、腰痛が良くなるのではありません。考え方や、今までのうまくいかなかった行動を変えていくことで良くなっていくのです。

私は、一整体師ですが、いつもこのことを肝に銘じて対応に当たっています。

 

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